就職活動が怖いあなたへ。
「売り手市場」が続いているようですね。
もし、自分のなりたい職業や、希望する会社や業界があって、
希望を胸にワクワクしながら就職活動ができるのであれば、
それは素晴らしいことだと思います。
ですが、その一方で、就職活動が怖い方も
いらっしゃることでしょう。
内定は決まったものの、不本意な結果に終わり
社会に出ること、新しい会社で働くことに
不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
いや〜、私がまさにその1人でした!
そんな私なので、社会人になってから大分経ったのですが、
今の時期に就職活動をしているらしき方を見かけると、
「がんばれ~!」と、応援したい気持ちで一杯になります。
はじめて就職活動をした時のことを思い出しながら、不安な気持ちで就活をされている方達にとって、少しでも参考になればいいなと思いまして記事を書こうと思います。
※就職ノウハウの要素は全くないので、そこは悪しからず^^;
虚無だった私の学生時代

私の就職活動はというと…
「うおおおおお~~~!社会に出るの怖い!
特技も才能も何もない自分が
そもそも就職できるのか!?
とにかく怖い!めっちゃ怖い!」
というところからのスタートでした…。

私の頃の一般的な就活スケジュールは
「大学3年生の秋~冬ぐらいからスタートして、4年生の春ごろに内定が決まる」
であったのですが、
私はというと
「大学4年生の初夏から就職活動をスタート。8月に内定が出る」
という超バタバタなスケジュールでした。
自分のことながら、何でこんなことになったのやら。
気づいたら時間が吹っ飛んでいた…。
「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!」
そんなジョジョ5部のポルナレフ状態でした。

しかも、色々あってですね、大学1年生の時に
4単位しか取っていなかったのですね。
卒業するには、合計124単位を取る必要があります。
残り3年間で、残り120単位を取るのはドキドキハラハラものでした。
しかも、大学のルールにより、授業を入れられるのが年間で40単位までだったので、大学2~3年生の時に挽回するのも叶わず、とにかく冷や冷やものでした。
前置きが長くなってしまいましたが、やっと本編が始まります。
売り手市場と言われているけれど二極化が進んでいる?
2018年現在、今は売り手市場のようですね。

とはいえ、内定が複数出て、どの会社に行くか選べる方がいる一方で、

内定がなかなか決まらない、
いわゆる「ない内定」組とで二極化しているようです。

私が就職活動をしていた時も、ちょうど売り手市場のタイミングだったのですが、

「1年ない内定組!noikaです!5歳です!元気です!」
みたいな、そんな状態でした。
50社以上応募して、やっと1社から内定をいただいたのですが、
この後にも書くのですが、周りと比較してしまい、
本当にこの頃は辛かったです…。
昨年、はじめて転職活動をしたのですが、転職活動を始める前は
「あの辛い思いを、またするのか~!」
と億劫になりましたとも。
少し過去に戻って、大学3年生の頃。

今の自分であれば
「おお~い、引け目に感じるとか、んなこと言っているなら
動いたほうが良いよ~。後で、もっともっと苦しくなるよ~。」
と思えるのですが
この頃は

いや~、とにかく自信がなくて、
『ひとり ザ☆ネガティブ祭り』状態だったのですね。私の頭の中は。
(↑↑↑公務員の方に失礼な表現がありますね。申し訳ありません。
いろいろと調べていくうちに、楽な仕事はないということを理解できたのですが、就職活動を始めた時は、女性が働き続けられるのは
基本的に公務員しかないのだろうな、って思っていたんです。)

もし、ふとん叩きがあったら、後ろからはたいてやりたい。
もし、物干しざおがあったら、後ろからグイッと押し出してやりたい。
当時の自分を思い出すと、そんな気持ちになるのですが、
この頃は、本当にどうして良いのかわからなかった。
義務教育から高校、大学へと、ベルトコンベアーに乗ったかのように
なんとなく進んでこれたけれど、ここからはどうしたら良いのか
本当にわからなかったのです。

ウダウダグダグダしていたら、あっという間に大学4年生になってしまいました…。
周りの子が、どんどん進路を決めて、ますますあせるけれど
どうして良いのかわからず…。

はい、ごもっともです。

ごもっともなんですが、当時の私はですね…

そういう、何かを解決するため、何かを得るために努力するのって
自分とは関係ない。雲の上の人たちがやること
って思っていたんですね。
突っ込みどころ満載なのですが、
当時は本気でそう思っていました。

それと、プライベートがひどい有様で、
エネルギー枯渇、まさに電池切れ状態でした。
自分が惨めに思った就職活動

~さすがに親が切れてあわてて就職活動を始めた!の巻~
さすがに、親も不安に思ったのでしょう。
就職活動はどうなっているのかを聞かれたので、
「一般企業で働き続ける自信がないから、公務員になりたい。
でも、試験も難しいらしいし、試験に受かっても面接で落ちることもあるから、
公務員浪人をさせて欲しい。」
親に正直に相談したところ、さすがにぶち切れてしまいました。

頭の中は真っ白。

一人暮らしとなると、それなりの収入は必要だよね。
冷汗タラタラになりました。

そんなこんなで、お尻に火が点く!スイッチオン!
あわてて就職活動を始めることになったのでした。

当時は、自分に自信がないし、夢や希望なんてものもないので
何をしたら良いのか分かりませんでした。
なので…

「出たよ、大手志向」って感じですが、当時は出来るだけ
大きな会社に社員として雇ってもらえれば、
自分の人生もなんとかなるだろうと思っていたのですね。
でも、いわゆる大手企業はあらかた新卒募集を終えている時期でして。

他にもやらないといけないことが色々あって、
悩んでいる時間がない!

そうはいっても、止められない止まらない~大・手・志・向…。

条件に当てはまりそうなところがあれば、
まずは説明会に行き、エントリシートを提出するところからスタートしました。
(書いてて恥ずかしくなってきたのですが、
当時は採用する側の気持ちなんて考えられる余裕もなく、
自分のことで精一杯でした…。)

細かいことは覚えていないのですが、就職活動を始めたころは散々でしたね。
周りの子たちがキラキラ輝いているように見えるし、
この頃は進路が決まった子たちが、続々と増えていきます。
それに比べて自分は、何をしたら良いのかわからない、なんてところにいるわけです。
自分が惨めで、恥ずかしくて、そんな気持ちで一杯でした。
とはいえ、在学中に内定をもらわないとまずい!

あまりにもエントリーシートが通らないので、
さすがにこれはまずい、と就活ノウハウ本を読むようになりました。
ノウハウ本に賛否はあるかもしれませんが、私にとっては一つの助けとなりました。
少しずつですが、エントリーシートが通るようになってきました。

大学のキャリアセンターに行ったことがあるのですが、
私の状況がひどいことを棚にあげても、
キャリアカウンセラーの方が対応があまりにも冷たすぎて、
当時の私にはとても耐えられず、1回しか行きませんでした。
それでも…

転職活動自体は大変だったのですが、
行動してみることの大切さを実感できたのは、
今となっては良かったのかな、と思います。

不安でもなんでも、行動してみることで、見えてくるものがあるし、
少しずつだけれど前に進んでいくのですね。

そんなこんなで、やっと1社より内定をいただき、
私の就職活動は終わったのでした。

もしスタートでつまづいても、後からやり直せるから大丈夫

ドタバタで就職活動をスタート。
50社以上応募して、やっと内定をいただき、
親に報告したところ…

世間一般的に知られている会社でなかったため、
内定して頂いたのに大変失礼なのですが、
親が非常~にガッカリしたんですね。
喜んでくれるどころか、捨て台詞も吐かれたような。(笑)
今なら会社の規模と、本人が幸せかどうかって、
関係ないと思うよ~と自信を持って言えるのですが。
(俗にいうホワイト企業でも外れの部署とか上司とかあるし。)
それよりなにより、働くのは誰でしょう?
親でなくて自分でよね。

一体いつの時代の話よって感じなのですが、私の親は本当に
大学を卒業=どの会社にもフリーで入れる
と本気で思っておりまして。

心のすみっこで、
「今はそんな時代でないし、毎年大学を卒業する人なんて
全国で何人いるんだよ(笑)」
と、突っ込むのが精一杯でした。
当時は親に反抗するなんてとんでもなかったのです。
親の意思が、それすなわち自分の意思だったので。
しんどかった就職活動が終わり、ホッとはしたのですが、
それ以上に、
「親をガッカリさせてしまった…」
そんな苦い気持ちと、『大手企業に行けなかったコンプレックス』
がしばらく残りました。

働き始めてからのことも書いてしまうと、収集がつかなくなるので
とりあえず締めの方向で。
時はあれよあれよと過ぎ去り、今思うこと。
それは…

就職は単なるスタートライン
…ということ!

あれだけ「何もない自分だからこそ、とにかく、出来るだけ大きな会社に入らないと!」
と思っていたのですが、働き始めると色々なことが出てきます。

規模の大きな会社に入社しても、自分に合わない仕事だったり、
人間関係に恵まれないと、続けようにも結構きついものがあります。
まさに私がそうでした。
「ある程度の規模の会社に入社できて、わ~い♪これで安心だ~♪」
なんて暢気に思えたのもつかの間。
誰がどう見ても合わないのに、なぜか営業をやることになってしまい、
大変な思いをしました。
会社が世間一般的に知られているかどうかなんて、
あっという間に、どうでもよくなってしまいましたねぇ…。

ですので、私のように
「内定を頂いたものの、本当にこれで良かったのかな」とか、
「友達や知り合いに比べて、自分は…」とか、
どうか自分を責めないで欲しいです。
あなたの気持ちは、状況の変化や、時間が経つにつれて
変わっていく可能性が高いからです。
私も模索しているところですが、
もし、これは違うなと違和感がでてきたら、
そこからやり直せると思います。
幸か不幸か、終身雇用の時代も終わりつつある、と言われています。
良いところを見ると、軌道修正できる時代ってことだと思うので、
「とりあえず、出来るところまで頑張ってみよ~」でOKだと思います。

また、内定がなくてあせっている方も、
量をこなすことで、道が開けてくると思います。
あなたを一緒に働く仲間として、受け入れてくれる会社があるはずですから、
どうか、お祈りメールにめげずに、自分を大切にして頑張って欲しいです。
(画面越しだけれど、応援しています!)

繰り返しになってしまいますが、就職は単なるスタートつ!

社会人になったらなったらで、悩むことも多々出てくるかと思います。
私はというと、仕事や人間関係に悩んだ1X年間でしたが、
それでも、年をとるにつれて、人生が楽しくなってきています。
ありがたいことに、綺麗ごとでなく、
「年齢関係なく、いつからでもやり直せるんだ。始められるんだ!」
どん底から人生をやり直した方
悩んだサラリーマン時代を経て、今好きなことで生計を立てている方
そんな風に希望をもたせてくれる、素敵な方達を知ることが出来ました。
年金はどうなるんだろうとか、AI化によって社会がどうなるのか…
不安なこともたくさんあるけれど、もがきつつも
どうしたら幸せになれるか模索中です。
この激動の時代、一緒に少しずつ頑張りましょう~。
noika