目次
はじめに
今回の記事ですが、
公式の飲み会には誘われるが、
親しい人を集めた内輪の飲み会には誘われない
・仕事には支障は出ていない
・飲み会に誘われない理由がハッキリとわからない
・飲み会に参加したいわけではないけれど、
飲み会に誘われないこと自体に疎外感を感じている
という方を対象にしています。
また、同じ悩みを持った方を応援する内容ではありますが、
「誘われない理由についての」箇所にピリ辛要素入っています。
そこをご理解いただいた上で、
読んで頂けましたら幸いです。
飲み会に誘われなくて疎外感を感じたことはありますか?
私は何度もあります泣
就業時間が終わり、
自分以外の人たちがいそいそと楽しそうに
飲み会に出かけていく姿を見て
心がすりおろし器で削られていくような。
心がヒリヒリする思いを何度もしたことがあります。
「誘うかどうか」は相手次第。
ボールは相手にあるので、
自分ではコントロール出来ないわけです。
所属している狭いコミュニティ内で、
疎外感を感じてしまう状況に出くわしてしまうと辛いですよね。
新卒で入った会社で体験した疎外感
新卒で入った会社で経験したことです。
私が配属された部署ですが、
前回新入社員が配属されてから数年間の間
新入社員が配属されていなかったんです。
そんな中、私が久しぶりに配属されたわけですよ。
部全体で行われる歓送迎会や忘年会等の
公式の飲み会にはもちろん声がかかっていたのですが、
仲の良いメンバーで行われる
いわゆる親睦会的な飲み会には
最初のころは全く呼んでもらえませんでした。
「まだ仕事も出来ないし、
先輩達とも年の差が開いているから仕方ない。」
この時はそう自分に言い聞かせて、
自分の悲しさに蓋をしていました。
いわゆる臭いものに蓋状態です。
その後も疎外感を感じることが度々ありましたが、
「誘ってもらえないのは仕方ない。」と
自分で自分を納得させていました。
ですが、その翌年に蓋が吹っ飛ぶ衝撃的なことが起こります。
翌年に新たな新入社員の女性が
私と同じ部署に配属されました。
2年連続で新入社員が配属されたのは
久しぶりのことです。
会社に馴染むのに時間がかかった私。
自分と同じように疎外感を感じる
ような思いはして欲しくない。
出来るだけ早く会社に馴染んでくれたら
嬉しいなと思ったのですね。
同じ部署、他部署の女性社員の何人かに声をかけて
女子会的なノリでランチ会等々を開いていました。
何回か開いたのですが、その新入社員を含めて
喜んでいただいたように記憶しています。
数か月が経って。
ある程度の役目は果たせたのかな~と
思っていたある時のこと。
衝撃的なことを知ることになります。
なんと、この新入社員の方は
入社当初から親睦会的な飲み会に誘われていたのです!
自分の部署だけでなく、他の部署からも。
しかも、私がランチ会等に声をかけていた
別の女性社員も参加していたのです。
同じ部署でしたし、年も近かったので
本当に落ち込みましたね…。
「私には全く声がかからないのに、
彼女は定期的に誘われている様子。
自分の何が悪いんだろう?何が問題なんだろう?」と。
それと、誰ひとり「noikaさんも誘いませんか?」と
幹事に言ってくれなかったのかな、と思ってしまい
寂しくなったことも覚えています。
見返りを求めてたわけではなかったけれど、
被害者意識がわいてしまったのです。
心にぽっかりと穴が開いたよう。
スースースースーと風が通り過ぎていって、
そのまま吹き飛んでいってしまいそうな感じがしました。
あの時の疎外感や寂しさといったら…。
〇年前のことなのに、思い出すと古傷がシクシクと痛みます。
この記事を読んで頂いているあなたも
きっと同じような思いをされたのでしょうね。
飲み会に誘われない本当の理由
「お酒飲んで暴れたりしないし、ドタキャンもしない。
むやみやたらに悪口や愚痴も言わないし、飲み会代もしっかり払っている。
それなのになぜ?なぜ自分は誘われないの?自分の何が悪いの?」
今振り返るとその理由が分かります。
ちょっときつい言葉になってしまうのですが
・場に合わないから(自分たちとノリが違う)
・誘ってもつまらないから(そもそも「誘いたいほど興味がわかない」も含む)
なだけなのです。
これは寂しいことでありますが、
“その人たち”にとってあなたは
「誘う対象ではない。誘う理由がない。誘うほど興味がない。」
という存在なのです。
念のためですが、
【「場に合わない。つまらない。興味がない。」=悪いこと】
と解釈しないでください。
どうか「誘われない自分は駄目な奴なんだ…」と
自分を攻撃するようなことはしないでくださいね。
①場に合わない
②つまらない
③興味がない
について、例え話を使ってもう少し説明します。
①場に合わない
仮にあなたがクラシック音楽が好きだったとします。
福引でコンサートのペアチケットを入手しました。
しかも好きなピアニストではありませんか!
「やったー!好きなピアニストさんだ!楽しみ~♪」
ペアチケットなので一人で行くのは勿体ないな。
出来ればだれか誘ってみようかな。
そんな時に、あなたはどういう人を誘いますか?
一緒におしゃべりするのは楽しくて、
好きな友人であったとしても…
「クラシック音楽は超苦手!コンサートなんてもってのほか
5秒で寝る自信あり!」
こんな方は誘わないと思うんですよね。
だってその場にふさわしくないのですから。
②つまらない
友人に誘われて映画を見に行くことになりました。
普段は見ないジャンル、もしくは苦手な監督の映画です。
誘われた時は一瞬「げ!」と思ったものの、
誘ってくれたことは嬉しいし、
これも勉強かなと映画を一緒に見に行きました。
見に行った結果…
「誘ってくれた友人には申し訳ないけど、
正直つまらなかった!時間とお金を返してくれ!
やっぱりこのジャンル/監督の映画は苦手。もう二度と見ない!」
という感想を持ったとします。
つまらなかったと思うことは悪いことでしょうか?
③興味がない
ある日のこと。
知り合いの方に
「マラソン最高!あの苦しさを乗り越えた先にある
ゴールの瞬間がたまらないんだよね!
マラソンしないなんて人生の半分を損しているよ。君もやりなよ。」
と熱く語られたあなた。
でも、あなたは全く興味がない。
そもそも身体を動かすのは基本的に好きでないし、
マラソンなんてお金をもらえたとしても嫌だ。
そんな状態でマラソンについて調べようとするでしょうか?
興味がわかなければ、それ以上は深く知ろうとしたり
なにかアクションを取ろうとは思わないかと思います。
「誘われない理由」を深く考えても仕方ない
話を戻します。
というわけで「誘われない」ことに対し
あなたがどんなに悩んだり感情を揺さぶられてたとしても、
肝心の相手(=誘う側)にとっては、
そもそも深い意味はなかったりするわけです。
誘うのにもけっこうエネルギーがいるのです。
ある程度興味がないと、そもそも誘おうとは思わない。
あなたが「誘われない」と悩んでいたとしても、
相手はそもそもあなたに興味がないだけだったりする。
また、一度誘って飲みにいったものの、
相手にとってあなたは一緒に飲んで楽しい存在でなかった。
だから、もう誘おうと思わない。
こちらがどんなに誘われないことに対して悩んでいたとしても、
相手からすると興味のわかないチラシを渡された時の
「ふ~ん、どうでもいいや」ぐらいの感覚だったりするのです。
しつこいのですが
【楽しいと思われなかった=人間としてダメ】
ではありませんからね!
単なる嗜好の問題です。
と、ここまで別に誘われないこと自体は
問題があるわけでないんだよという話をしてきました。
そもそも、なぜ疎外感を感じるのか?まずは感情と向き合うことが大切
飲み会に誘われなくてお金が浮いた!
時間が増えて良かった!
だから飲み会に誘われなく良かった!
…と思うようにしよう。
そんな感じで、誘われないメリットを並べて
理性で無理やり自分を納得させようとしていませんか?
いきなりこれをしてしまうと、結局何度も悩むことを
繰り返すことになってしまいます。
人間には「集団に所属したい」という欲求が備わっています。
ですので、誘われないこと自体に不安や疎外感を感じるのは
想像以上に辛い状態であるのです。
まずは、そんな欲求を恥ずかしがらずに認めてしまいましょう。
理性で問題から目をそらそうとしても
何回も悩むことになります。←私はこの罠にはまっていました笑
まず心の底から湧き上がる
辛い
悲しい
疎外感を感じた
寂しい
こういった感情に寄り添ってあげましょう。
「よしよし。寂しく感じたのは当たり前だよ。」
この「自分に寄り添う」にむず痒い感じがする方は
「自分は疎外感を感じているのだな~」と
空を飛ぶ鳥が地面を見下ろすような感じで、
自分を客観視してみましょう。
感情に飲み込まれている状態から脱出できただけでも
まずは解決までの最初の1歩を踏み出していますよ!
あなたは大丈夫!
その次に「どうしたいのか?どうなりたいのか?」を考える
感情に寄り添う、もしくは離れた位置から
見れるようになったところで、
その次に
「自分はどうしたいのか。どうなりたいのか。」
を考えてみましょう。
「誘われるような自分になる」
ふむふむ。
あなたが心からそう望むのであればそれでOKです。
ですが、冒頭でも書いた通り
飲み会に誘うか誘わないかは相手に決めること。
自分ではコントロール出来ないわけです。
それと、これは私の経験上の話となりますが、
そういう疎外感を感じるようなアウェーの場所で
好かれるように頑張っても
結果的にあまり上手くいかないことが多いように思います。
余計に惨めになったり、こじれてしまったり。
報われないこともあるかと。
どうしても「誘う側」に意識がいった状態(いわゆる他人軸)
で行動してしまうと、顔色を窺ってしまったり
必要以上に卑屈になってしまって、
妙な上下関係が出来てしまったりするんですよね。
また、後で書きますが、
仮に認められるようになって
誘われるようになってもスッキリしない場合も。
ではどうしたら良いのでしょうか?
外に世界を作って、その場所への依存度を減らそう
ここで、また私の体験談をお話します。
先ほどの話の続きとなります。
会社に入ったころは、
親睦会的な飲み会に誘われなくて
ウジウジしていた…という話をしました。
私の場合ですが、自分が面倒くさい奴であることは
自覚していたんですね笑
飲み会に行きたいわけではないけれど、
飲み会に誘われないこと自体に疎外感を感じる。
ですので、「誘って欲しい」等々の
呼びかけを幹事にすることはありませんでした。
ただし、本業の仕事のほうはふて腐らずに頑張りました。
と同時に、会社以外で居場所を作ろうと
習い事を始めたり、趣味を楽しむようにしていったのです。
そうすると時間が足りなくなってしまって。
入社してから何年か経って、
仕事である程度評価されるようになってからなのですが、
公式の飲み会(送別会以外)ですら参加しないで許されるキャラを
作るようにしていきました。
とにかく時間が欲しかったんです。
結果、どうなったかと思いますか?
最終的には、”仲間”だと認めてもらえたのでしょうか。
度々ではありますが、内輪の飲み会にも
声がかかるようになったんですね。
なんとも皮肉なことです。
その頃には、
「職場の人間関係はほどほどだよね~」
と思うように気持ちが変化していたのと、
飲み会に参加しないキャラ作りをするようになったので
会社を辞める前は、送別会以外は不参加で貫き通していました。
不思議なんですが、
「なぜ誘ってもらえないんだろう?私のどこが悪いの?」と
グルグルと悩んでいたころは誘われず、
もうどうでもいいやと心底思うようになってから
誘われるようになったんですね。
そして、その会社は辞めて、
今は夢を目指して新しい道を進んでいます。
ふり返って一言。
「悩んでいる時間がもったいなかったな。」
執着してしまったり、
悩んでも解決しないことをグルグル考えてしまったりするのは
ほとんどの人が通る道だと思うんですよ。
ただし、悩んでいた期間が長かったことに対しては
時間がもったいなかったな~と思いますね。
そんなわけで、
ず~っと何もせずにその場所で悩み続けていても
何にも解決しないので、出来るだけ早くその状態から
卒業できるように頑張って欲しい!
と思い、老婆心ながら今回の記事を書きました。
まとめ
①人間には所属したいという欲求がある
飲み会や集まりに誘われないと
疎外感を感じるのは当然であることをまずは認める。
②一つのところに依存しないようにしよう
一つのところに依存していると
自分でコントロール出来ないことが発生すると
どうしようもなくなるので、外に居場所をいくか作っておこう。
③時間は有限
だからこそ好きなことをしたり、
好きな人や場所で過ごす時間を増やして
人生を楽しみましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
あなたの人生が今よりも楽しくなっていくことを
心よりお祈りしております。
noika