生き辛さから解放されるために自己肯定感は必要だと思う

【結論】ある程度の自己肯定感は大事



賛否両論わかれるところですが、
生き辛さから解放されるために
ある程度の自己肯定感は大事だと思っています。

生きるのってなんて苦しいんだろう。
なんで生まれてきてしまったのだろう。
痛い思いや苦しい思いをしないで済むならば
今日にでもこの世から消えたい。

私は、思春期の頃から生きることに
息苦しさを感じるようになっていました。

とにかくしんどい。

でも、誰に相談したら良いのか
何をどうしたら良いのかわかりませんでした。

そんな私ですが、今は消えたいと思わなくなっています。
消えたいどころか、どうやったら健康寿命を延ばせるかを
考えるようになっています(笑)。
生きていて良かったなぁと思えることが
増えてきました。

こう思えるようになった理由の一つに
自己肯定感を持てるようになったことがあります。
当時は自己肯定感の大切さがわからなかったし、
そもそも自己肯定感という言葉も
なんとなく聞いたことがあるかなぁという感じでしたね。
ですので自己肯定感を”直接”高めようとは
してこなかった(できなかった)のですが、
生き辛さの沼から出るために色々と試したところ、
それが結果的に自己肯定感を育てることに
つながってきたように思います。

筋トレと同じように、コツコツと続きてきた結果、
気づいたら生きるのが楽になっていたのですね。
ああ~これが自己肯定感をそれなりに
持っている状態なのかなぁと。


発信者が何を言いたいかに注意する

今はブログやら各種SNSから
無料で大量の情報を得られるようになりました。
生き辛さや人間関係といったテーマで検索していると
自己肯定感をテーマにした記事やメディアが出てきます。
それ自体はありがたいことですが、
自己肯定感という言葉が身近になりすぎた結果、
注意しておきたいことがあります。

発信者が使っている「自己肯定感」と
あなたが考える「自己肯定感」とで
意味が異なっている場合があることです。

【この発信者はなにを伝えたいのだろう?】

ここ意識しておかないと、混乱したり意味を
取り違えて余計にしんどくなることがあります。

過去にこんなことがありました。
某SNSにて相談コーナーを閲覧した時のことです。

『他人と比べてしまう。自己肯定感が低いので行動できない…。』
という相談者さんの悩みに対して、
『自己肯定感を持つ必要はない。
ありのままの自分を認めてあげよう。』というような
アドバイスがされていたのです。

ん?ここでちょっと混乱してしまったのです。
自己肯定感は必要ないけれど、
ありのままの自分を認めようとはどういうこと?

『ありのままの自分を認める=自己肯定感がある』
ということでは?と思ってしまったのです。

自己肯定感と自信。存在価値と経済的価値。



日常での何気ないコミュニケーションにおいては
自己肯定感と自信の使い分けは
あまり必要ないかもしれません。
私も普段はあまり深く考えずに
「自信持って!」とか言ってしまいますね^^;

しかし!
生き辛さについて等々、心の問題とセットで話す時は
自己肯定感と自信は使い分けるほうが良いかと思うのです。

Web上での辞書で調べると以下のように出てきます。

自己肯定感:
自分のあり方を積極的に評価できる感情、
自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。
自己否定の感情と対をなす感情とされる。

自信:
[名](スル)自分で自分の能力や価値などを信じること。
自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。「自信を失う」「自信満々」
(weblio辞書より:https://www.weblio.jp/)

似ているようで違う「自己肯定感」と「自信」。
【自分は在りのままで良い】と思えるならば
生き辛さから解放されるような気がする。
とはいえ、『自己肯定感は大切!』と言われても、
社会で生きていると「そんなのキレイごとでは?」
と思ってしまうのも事実。
(昔は「ありのままで良いってなんなのさ!
きれいごとじゃん!」と思っていました(笑)。)

使い分けがなぜ必要かというと、
世の中にはいろいろな価値観(ものさし)があるのですが、
経済的価値観と自己肯定感は相性が悪いように思えるからです。

私たちと切り離せないの経済的価値。
資本主義の中で生きているので
毎日のように経済的価値を問われることが多いですよね。
人と比べてしまうこともよくあります。
・なにが出来るの?
・年齢は?
・容姿は?
・どんな資産を持っているの?
・あなたの職業は?
・どんなパートナーがいるの
・子どもはいるの?何人?性別は?
・経済力は?
・学歴は?
・経歴は?
・持っているスキルは?
等々、あげていくときりがない!

それに、コンプレックスや不安を煽るような
情報も多いですよね。
情報を無料勝気軽に手に入れられるようになって
良かったこともあるけれど、意識して制限をかけないと
どんどんネガティブな情報も入ってきてしまいます。

経済的価値。これはこれで重要です。
いまさら原始時代のような生活を送ることは
ほとんどの人にとって無理でしょう。

ですが…

「自分はこのままで素晴らしい存在。ありのままで良い。」
自分の存在価値を腑に落とせる感覚。
この感覚を持てるようになることも大切!

お金を稼げるようになったり名声を得て
自信を持てるようになったとしても、
経済的価値というものさしを使っている限り
どうしても人との比較になってしまうんですよね。
もちろん生きていくのにお金は必要なので、
経済的価値観と向き合わないといけないのですが、
少しずつで良いので、意識してそこから離れて
自己肯定感を持てるような時間を増やしていって欲しいのです。

「自分はありのままで良い。何もしてなくても素晴らしい。」
ある程度の自己肯定感を持てるようになって、
自分の存在価値を自分で認められるようになると
生き辛さが減っていくように思うのです。

自己肯定感を持てるようになるために

いろいろとあるのですが、
今回はすぐに出来る3つの方法を紹介します。

①呼吸を整える。背筋を伸ばす。
心配事があったりネガティブな感情を抱えている時、
猫背になっていませんか?
呼吸が浅くなっていませんか?
出来る範囲で良いので、気づいたら背筋を伸ばす。
ハートが開いてくイメージです。
そして、ゆっくり息を吐いてゆっくり吸い込む。
時には形から入るのも大切。
身体を整えることで、心も連動してリラックスできます。

②苦手な人と無理に仲良くしようとしない。
職場や学校にバイト先。
どうしても苦手な人が出てきてしまうことがあります。
自己肯定感が低いと、苦手な人に対してビクビクしがち。
さらに、なぜだか苦手な人と仲良くしようとしたり
ご機嫌を取ろうとしてしまったり。
ですが、一度立ち止まって考えて下さい。
その苦手な方と付き合いがず~っと続く可能性はほぼゼロです。
あなたの人生はあなたが主役。
最低限の付き合いにする。
自分をすり減らすレベルで仲良くしようとするのを止めましょう。

③日記をつけてみる
まずは1日1行で良いです。
すでに「在る」ものに注目してみる。
「ありがとう」の気持ちを表してみたり、
自分を労わりほめてみませんか?
つい人と比べてしまいませんか?
あの人は幸せそうでいいな…。
それに比べて自分ってなんてみじめなんだろう。

人と比較してしまうことは仕方ないのですが、
「ないこと」に意識がいきすぎると苦しくなってしまう。
それに比較の世界ってきりがないんですよね^^;
そこで「在ること」に注目していく。
本当に簡単なことで良いんです。

<例>
・当たり前のように呼吸ができてすごい!
・蛇口をひねると水が出てきてすごい!
・スマホが使えることってありがたい。
・自分の足で歩けることってすごい!
・今日もご飯が食べられて良かった。
・コンビニやスーパーで買い物できた。

最初は「なんかわざとらしいな~。」と
違和感を感じてしまうかもしれません。
ですが、だまされたと思って1日1行で良いから
続けてみて欲しいです。
少しずつですが、「在るもの」や「良いこと」を
探していけるようになっていけますよ。
脳のアンテナがピーンと立っていくようになります。

筋トレと一緒です。
すぐには効果は出なくても
続けていくことで良くなっていきますよ。
画面越しですが応援しています。
それでは、今回はこのあたりで。

noika