はじめに
こんにちは!noikaです。
過去にあった嫌な出来事を何度も思い出しては
モヤモヤして気分が落ち込むことってありませんか?
私は何度もあります!
今回の記事では…
「アルバイトの面接に行ったら、
なかったことにされていて呆然とした!」
という経験を元に、出来るだけ受けたダメージから
早く回復するヒントをご紹介します。
上記の通り、バイトの面接に行ったら
「もうバイトの募集は終わったそうです」
と受付の方に伝えられた経験があります。
ただただ唖然。
何も出来ずにそのままスゴスゴと
帰ってきてしまったのですね。
【行き場を失った感情】
【適切に行動できなかったことを後から後悔】
当時は感情を消化できず、
また適切に行動できなかったことから
【思い出してはモヤモヤする】
を繰り返していました。
今は単なる過去の出来事の一つと
なっています。
ある程度の年月が経ったので、
時間とともに自然と感情が薄れていったのもあると思います。
ただし、時間の経過にお任せしてしまうと困ることも。
いつ癒しタイムが完了するのか分からないので、
何度も思い出してしまうことが
長期間に渡って続くと辛いものがありますよね。
【単なる過去の出来事となるまでの期間】
を短く出来たら良いと思いませんか?
そんなわけで、今回の記事では、
私の経験を元に
・なぜ嫌な出来事を何度も思い出してしまうのか?
・単なる過去にするためのヒント
をお届けしようと思います。
1.私の体験談
冒頭でもちょろっと書いたとおり、
まずは私の経験を書こうと思います。
まだメンタルが豆腐並みの強度だった
20代前半のころ。
バイトを始めたくて、とあるホームセンターの
バイトの面接の予約をしました。
予約した当日、緊張しつつも
愛車(←自転車)でお店に行ったわけです。
受付の方にバイトの面接の予約をしていることを伝えて
待つこと数分。
受付の方より衝撃的なことを淡々と伝えられました。
「バイトの募集は終わったようですが。」
「え!?」
頭の中はハテナマークで一杯。
文章としては理解できたけれど、
なんでそんな衝撃的なことを言われたのか!?
人って大きなショックを受けると
感情が一瞬マヒしてしまうんですね。
呆然とする私。
なぜ私がここにいるかって?
バイトの面接の予約をしたので来たわけです。
モヤモヤとしていて、言葉では言い表すことが出来ない。
そんな、なんとも言えない感情が湧いてきました。
行動しないといけないと思いつつも、
一瞬固まってしまいました。
と同時に冷静な部分も少しだけ残っていて。
パニックになりつつも…
「なにか手違いがあっったんだろうな。
ここで担当者の人を呼んでもらったとしても、
バイトの募集は終わっている以上は
もうどうしようも出来ないんだろうな。
これ以上なにか言ったとしても、
余計に嫌な気持ちになるかもしれない。
このまま帰るしかないかな…。」
私の勝手な想像ですが、
恐らく担当者の方に悪気はなかったはず。
本当に手違いが起こってしまったんだろうな、と。
「社会人の人だって間違えることあるかもね!」
と妙に冷静に考える自分も同時にいたのです。
とはいえ、それよりも呆然としている
部分のほうが圧倒的に多く。
バファリンのほとんどは優しさで出来ていますが、
この時の私は「呆然成分100%」で出来ていました。
『このまま帰ると後悔するんだろうな~】と
少しだけ思いつつも、
あまりな出来事だったため、
これ以上受付の方を挟んで
どう話を進めれば良いかも思いつかず。
んなわけで、
「そうですか。それでしたら帰ります。ありがとうございました。」
と、その場で了解して帰る意思表示をしてしまいました。
そしたら、その受付の人。
「あ、はい」
みたいな淡々とした反応で。
受付の人に非がないのは頭でわかっていたのです。
ですが!
形の上でも謝るわけでもなく、
淡々とした態度だったことも
後から怒りを感じる原因の一つとなりました。
呆然としつつも自転車で帰りましたよ。
で、家に帰ってからなのですが、
緊張が解けたせいでしょうか。
怒りと悲しみが悔しさが!
こみあげてくる!こみあげてくる~!!
その後、数年間に渡り思い出しては
「なんで、状況をよく確認しようとしないで
すぐ帰ってしまったんだろう?」
「あの受付の人の『私には関係ない』って感じの
淡々とした態度も腹立つ!
私だったら、自分が悪くなくても謝って
もう少し事実確認を自主的にしてあげるわ!」
そんな感じで、何度も何度も
<思い出しては怒り、思い出しては怒り>
を繰り返していたんですね。
と、私の経験を語ってみましたが、
この記事を興味をもって読んでくださっているあなたも
同じような経験をされたかもしれませんね。
すごく悲しかったり、しんどかったですよね。
わかりますよ~!
当時は本当に(大げさでなく本当に)
何度も思い出しては嫌な気分になっていました。
ですが、時間の経過とともに、だいぶ感情を伴わずに
思い出せるようになってきました。
「そういういい加減なバイト先に決まらなくて
良かったのでは。」と、今では冷静に思うことができます。
時間の経過とともに、薄れていった部分もありますが、
単なる過去の出来事とできた理由として
2つポイントがあるので、順番にお話ししたいと思います。
2.あんなに嫌な出来事も単なる過去の1つになった理由
なかなか衝撃的な出来事だったので
たまには思い出すこともあります。
ですが…
「あんな出来事あったよね~」と
感情をあまり伴わずに
思い出すことができるようになりました。
時間薬とはよくいったものの。
単に時の経過とともに、薄れていった部分もあると思います。
この面接すっぽかされた件だけに限らず、
嫌な思い出って何個もあります。
「嫌な出来事など1つもない!」
という人は少ないのでないかと思います。
大事ことなのですが、
実は嫌な思い出自体が悪いのではないこと。
「え!?ちょっと待って!嫌に決まっているじゃない!」
そう思った方はちょっと考えて見て下さい。
過去の嫌な出来事ですが
・いまだに思い出すと負の感情が湧き上がってくるもの
・「当時は嫌だったけれどあんなことあったなぁ」
と単なる出来事となっているもの
の2つに分けることは出来ませんか?
嫌な出来事自体が悪いのでなく、
それに伴った負の感情が消化されておらず、
未だに引きずった状態でいることが
苦しくて辛い理由なのでないかと思います。
感情を引きずってしまう時には
ポイントが2つあります。
1つは
・過去の傷が治っていない自分からのSOS
感情が消化されていないと、
何度も感情が出てきてしまいます。
それはジュクジュクした傷口のよう。
治るまでの間「辛い!しんどい!分かって欲しい!」と
過去の自分がSOSを出し続けているのです。
もう1つは
・人間には不快な出来事から身を守りたい欲求があること
人間には不快な状態を避けたいという欲求があります。
「もう同じような体験や失敗をしないで!避けて欲しい!」
起こった出来事を反面教師として欲しいと、
未来へアラームを鳴らしている状態にいるわけです。
次の段落で1つずつ説明します。
3.感情を吐き出して消化することの大切さ
私の経験を例にします。
約束した日時に行ったのに関わらず、
受付の方に「バイトの募集は締め切ったようです」
と突然言われたことにショックを受けたわけです。
その時の態度にも正直納得がいかなかった。
そんなわけで負の感情が、
心の底からジワーっと湧き上がりました。
一つ一つの感情には名前がついていたのでしょう。
ショック、驚き、裏切られた感じ、悲しみ、不信感、怒り等々。
ですが、不意打ちでボールを投げつけられたような状態。
負の感情がこんがらがった毛玉のようになってしまい、
長いこと自分の中に残ってしまう結果となりました。
グルグルと何度も思い出すことになります。
それは当然。
だって、消化されていないのですもの。
初めてのことだったため、
その場で消化できなかったこと自体は仕方ありません。
どうか自分を責めないように!
今このタイミングで。
今消化できるようになってきたからこそ、
何度も感情とともに記憶がよみがえってくるのです。
傷ついた自分からのメッセージなんです。
「今こそ癒して~!!消化してくれ~!!」
だがしかし!
なかなか感情を表現することが
苦手な方もいらっしゃるでしょう。
ちなみに、私はめっちゃ苦手でした!
1人きりで誰も見ていない状態であるのに関わらず、
思ったことや感情を、正直に書き出すことが
できなかった時期があります。
そんなあなたに覚えていただきたいこと。
感情が湧き上がるのは、
呼吸をするぐらい自然なこと。
それを蓋することは百害あって一利なし!なのです。
また、心の中で感じることと、
それをどのように外に表現するのかは別問題です。
ですので、自然に湧き上がってくる感情に
蓋をするようなことはしないであげてください。
どうか自分が自分の最大の味方でいてあげてください。
不思議ですが、紙に書きだしてみると
モヤモヤしていたものが可視化され
心が落ち着いてきます。
何回も思い出してしまう時は、
なんでも良いので紙と筆記用具を用意して
書き出してみましょう。
まとまった文章で書こうとしなくても大丈夫。
(単語の羅列でもOKです。)
文章や言葉では言い表すことが難しい。
もしくは、言葉では私の感情は表現できないぜ!って時は
感情に任せてグチャグチャグチャ等の
謎の記号でもOK。
吐き出すのが目的なのです。
また、人に見せる物でないので
こんな汚い言葉使って大丈夫かしら?とか気にしないでOK!
罵詈雑言上等!世露四苦!
気のすむまで何枚でも。
場合によっては日をまたいで何度でも。
感情の深さが深いほど、何度も書くことになること多し。
書いたらビリビリに破いて捨ててしまいましょう。
感情を吐き出してみたらお次のステップです。
「本当はどうして欲しかった?」
可能かどうかはここでは考えずに
正直に書きましょう。
ちなみに私の場合ですが、
正直に書くとこんな感じになります。
「仮に面接担当者に全く悪気はなかったとする。
その場で適切に対応できなかった私にも落ち度はある。
受付の人の態度にもモヤっとしたけれど、
あの人は責任者ではないのだから、
必要以上の対応を求めても仕方ない。」
これは理性で考えた部分。
ここでモヤモヤしてくるわけです。
「でもでも!」
そうそう。相手の事情はとりあえず置いておいて、
自分が自然に感じたことを吐き出しましょう。
「約束したのに、面接をすっぽかされて
衝撃を受けた!頭の中が真っ白になった!
受付の人の態度もひどかった!
謝ることもしないし、気を遣うそぶりすら見せずに
『自分には関係ない』って冷たい態度だったことにも腹が立った!
私だったらもう少しまともな対応するのに!
というか!そもそも論でさ、
仮にバイト募集の受付を終えてしまったなら
電話をして欲しかった!」
本音としてはこんな風に思っていたわけです。
これに蓋してたら、それはいつまでも残ってしまうわけですな。
自分の本音に向き合うのって
意外と大変なものです。
ここまでお疲れ様です。
ですが、ここまで来れたらもう少しですよ!
転んでもタダでは起きない精神で。
嫌な出来事を反面教師として
活かしてしまいましょうよ。
4.過去から未来へのアラーム
すごく嫌な出来事にあってしまった時。
同じような経験はしたくないものです。
何度も思い出してしまうのは辛くもありますが、
感情の消化も終わり、起こった出来事を
反面教師としてとらえられるようになったら、
アラームが何度も鳴ることがもおさまっていくことでしょう。
また私の経験を例に戻しますが、
不快だったポイントはなんでしょう?
どう対応すれば、相手にどう対応してもらえていたら
良かったと思えたのでしょうか?
①そもそも面接をすっぽかされたくなかった。
私の面接前に募集をやめたのであれば連絡して欲しかった。
②面接担当者の人に謝って欲しかった。
③受付の方に冷たい対応をしてもらいたくなかった。
こちからか言わなくても、気を使って担当者に事実確認を
あの場でして欲しかった。
④私もあの場で事実確認をすべきだった。
パニックになってしまったとはいえ、
あのまま帰ってくるべきではなかった。
相手にボールがあることと、
自分で出来そうなことを分けてみます。
①~③ですが、相手次第なので
こちらではどうしようもできません。
自分でコントロール出来ないことを考え続けても、
残念ながらどうにもならないので、
自分で出来そうなことだけに集中しましょう!
④については、自分にボールがある状態です。
ある程度コントロールできそうです。
ふり返ってみても、当時は何もできなかったことは仕方ない。
ですが、今後も似たようなことが起きてしまう
可能性はゼロではないのです。
もし同じようなことが起きた時に、
あの時のように何も出来ないまま終わってしまうことは避けたい。
今だったらなのですが、もう少し適切な
対応が出来るはずです。
仮に今の記憶のまま、過去に戻ったら…
・面接担当者と事実確認をしたいので、
受付の方に呼んでいただく。
・「バイト募集は打ち切ったそう」とのことだが、
こちらはバイトの面接を予約したので来た。
もし人数が集まったので、私の面接をする前に打ち切ったのであれば、
その時点で連絡するべきだったのでは?
自分の考えを伝える。
と対応できるかと思います。
・もし真摯に謝ってくださったら…
ある程度納得できたと思う。
少なくとも、こんなに長くは引きずらなかったはず。
また、自分も「気を付ける側」に回る
可能性もあるわけです。
その時に心がけることとして、
・予定を手帳等に書き込んで、定期的にチェックをする
・予定の変更やキャンセルをしないといけない場合は、
相手にすぐに連絡をする
・場合によっては、約束をした日の前にリマインダーをする
等々が出来そうです。
嫌な出来事であっても、
後から意味を変えることが出来るのです。
反面教師として捉えられるようになったら、
その出来事からはそろそろ卒業のタイミングのはず…です!
まとめ
嫌な出来事を何度も思い出すのは辛いものです。
・感情が未消化の場合は、自分で消化させて成仏させてあげる
・アラームを反面教師として前向きにとらえる
この2点が出来るようになれば、
大分楽になれるはず!
自分と向き合おうとするあなたはえらい!
少しずつで大丈夫ですよ。
時には休むことも大切に。
ゆっくりと進んでいきましょう。
それでは、今回はこの辺で失礼します。
noika