はじめに 仲間外れになるとしんどい
仲間外れにされたら…。
辛いですよね。
もしも、仲間外しをされたのが
習い事や趣味の場といった
プライベートでの場所の場合は、
「辞める・その場を離れる」という選択を
比較的簡単に取ることができます。
しかし、学校に通っている学生さんや
組織で働いている社会人の場合は、
そう簡単に「辞める」という手段を
取ることができません。
その場の人間関係はブラックボックスのようなもの。
与えられた環境で
その場で一緒になった人たちと
上手くやっていくしかないわけです。
そこに仲間外しをして楽しむような
面倒な人がいると本当にしんどい思いをすることになります。
仲間外しをするような人が同じ場所にいるけれど、
逃げたくても簡単に逃げられない。
今、仲間外しをされて辛い状況にいる方へ。
そんなあなたを応援したくて
今回の記事を書くことにしました。
私も学生時代に仲間外れにされて
辛かった経験があります。
「なんでこんな悲しい思いをしないといけないんだろう?」
「この先も、こんな思いを何回もしないといけないのかな?」
そんな風に思って未来に
希望を持てない時期がありました。
ですが、今は生きているのが楽しいと思えます。
仲間外しをするような人から離れて
人生を楽しくする力。
あなたは持っていますからね。
だから、あたなも大丈夫ですよ!
優しい方。
人間関係に関するトラブルの経験が少ない方。
特にそんな方が仲間外しをされたら…
「仲間外しをされる自分が悪いのかな?」
「ひとりになってしまって恥ずかしい。」
そんな風に思ってしまうかもしれません。
ですが、そんなことない!と強く言いたいです。
仲間外しをするほうって
深く考えていないことが多い。
ゲーム感覚なだけだったりする。
わざと仲間外しをしたり、
自分より下の立場を作って安心しようとする人を
必要以上に理解しようとする必要はありません。
仮にあなたの住んでいる地域に台風に巻き込まれてたとします。
そんな時、
「私が悪いから台風がきたのかな?」
と思ったりしますか?
仲間外しもそれと同じようなもの。
あなたは”台風”に偶然巻き込まれてしまっただけなのです。
絶対に自分を責めたりしないでください。
恥ずかしく思う必要もありません。
仲間外しをして楽しんでいる人達に
負けないように勇気を持ってください。
けして1人にならないように!
画面越しですが応援しています!
あなたの仲間になってくれる人、
助けてくれる人もいるはずです。
万が一、たまたま周りに頼りになりそうな人がいない場合でも、
本やネットにも解決するための
ヒントはたくさんあります。
それに、学校や職場以外にも
あなたに合った居場所はたくさんあります。
「関わってはいけない人がいること」をまずは認める
【みんな仲良くしましょう】
学校や親からそのように教育を受けてきた人は
少なくないと思います。
確かにこれはこれで大切な教えなんですね。
お互いに思いやって、仲良くするのは
気持ちが良いことです。
心が通じ合う仲間や友達ができたらそれは素晴らしい。
社会生活を営んでいくにも必要なことです。
ただし!
この教えには前提があります。
それは…
【相手も善良である場合は】
という前提です。
私の場合ですが
「なぜこんなに意地悪なことをするんだろう?」
「なにが原因でこんな嫌がらせをするのかな?」
といった感じで、相手の心理・行動の原因を
よく知ろうとしていた時期がありました。
同じように考えてしまう人は
少なくないように思います。
理解しようとすることもある程度は必要でしょう。
分かることで納得できること、
対策を立てられる場合もありますからね。
ただし、それも限度を超えると
かえって辛くなってしまうのですよね。
それは…
「相手を主役」にしてしまっているから。
相手の考えや行動の原因を
仮に100%理解できたとしても、
問題を解決できるかとは別のこと。
よく言われることですが
相手を変えることは無理です。
自分を変えるほうが早いし、
自分に意識を集中するほうが大切です。
残念ですが、世の中には関わってはいけない人がいます。
このことに気づき、
【自分がどうしたいか?】
を前提に対処しないといけないことが
腑に落ちたのは
社会人になってからでした。
それまでは
【みんな仲良く】の呪縛にとらわれていましたね(遠い目)。
この記事を読んでくださっているあなたには、
出来るだけ早く
【みんな仲良く】の呪いから自分を解き放って
【自分はどうしたいのか?】と主体的に
考えられるようになって
楽になって欲しいと願っています。
仲間外しをされた過去
小・中学校のころに
同級生だったAさんの話をしたいと思います。
常にグループのボスとなり
仲間外しをして楽しむ。
まだ子どもだった、ということを差し引いても
意地悪な子でした。
”言いたいことにオブラートを被せずに
そのまま相手に伝えてしまったりして
人間関係にトラブルを起こしてしまった!”
こんな経験をしたことがある人は
少なくないと思います。
ただ、それは経験が少なく
精神的に未熟だから。
自分も言われる側となって傷ついたり、
人と衝突することを通して
「こういう言い方をされると傷つくのだな。」
「いらいらしてしまったけれどここは冷静になろう。」
と、段々と学んでいくもんだと思うんです。
私も学生時代はクラスメイトとケンカをしたり
衝突してしまったりしたことがあります。
時にはきついことも言われてしまい、
その当時はネガティブな感情に襲われたけれど、
今はシコリになっていません。
単なる記憶の一部となっています。
そこには邪悪さはなかったから
その時の感情を引きずらずに済んでいるのですね。
ただ、Aさんの言葉・行為はそういった
未熟がゆえのものと全然違っていました。
仲間外しをする。
自分の言うことを聞く大人しい子を使って
輪をかき乱すようなことをする。
相手の反応を見て楽しむというタイプでした。
Aさんと直接かかわりがあったのは
小学校・中学校の時代の数年間でした。
小学生の時のことです。
この頃は、私は1人ではいられない子でした。
「1人でいたら人にどう思われるのか?」
「1人でいるのは怖い。」
もちろん
「仲良しの子と楽しい時間を過ごしたい」という
ポジティブな気持ちもあったのですが、
同時に「1人でいるのは怖い」という
ネガティブな気持ちもあったのですね。
いや~、小学生のころは
見事にAさんに振り回されてしまったんですね。
1人で行動することが出来なかったので、
オロオロと挙動不審だった私。
Aさんとその一味にとっては
絶好のターゲットだったことでしょう。
私も、Aさん一派からちょっかいを出されぬように、
またクラスのみんなから仲間外しをされないように、
まー見事に顔色をうかがってしまったのです。
ですが、これがかえって逆効果!
からかわれたり、無視されたり、
離れようとするとまた近寄ってこられたり。
見事に翻弄される。
超悪循環のスパイラルを
作ってしまったことがあったんですね。
おそらく多くの女の子が
小学校の高学年のころに経験するであろうイザコザ。
もさすがにウンザリするようになっていました。
そのため、中学生になってからは
「友達は無理に作らなくて良い。
特に意地悪するような人と
仲良くしなくて良いかも。
こんなに面倒であるなら
周りに変だと思われても1人でいるほうが良いかもな。」
と思うようになってきたんですね。
さらに、Aさんのような子の顔色をうかがうことが
異常だと気づけたのです。
「こういう意地悪な子と関わりたくない!」
目が覚めることが出来ました。
ですが、いきなり距離をおけたわけではなく、
中学校入学当初は、時々ちょっかいを出されていました。
「この前の試験の点数教えて。
そしたら、ご褒美にnoikaちゃんの
悪口を言っている人がいたら教えてあげる。」
「『学校に来るなと伝えておいて』とAちゃんから言われたよ。」
と、”子分”を使ってわざと悪口を伝えてきたり。
小学生の時でしたらオロオロしてしまったことでしょう。
悪口を言われたなくない!
仲間外れになったらどうしよう!
Aちゃんのご機嫌を取るにはどうしたら?と
Aちゃんを主役にして行動してしまっていたことでしょう。
ですが…
「なんで悪口を言う人を知ることが
私のメリットになるの?」
「わざと嫌な気持ちにさせて面白がるのって
気持ち悪いんだが…。」
こういう意地悪については
「”私は”こういう子と関わりたくない。」
自分を主役にして考えられるようになったのです。
そこで、冷静に対応するようになりました。
「興味ないので教えない。」
「だから何?」
ってな感じで。
そしたら、どうなったと思いますか?
私に興味を失ったのでしょうね。
Aちゃんから関わってくることがなくなったのです。
なぜでしょう?
それは…
Aちゃんにとって
私は【面白いおもちゃ】でなくなったから。
(↑これ、大事な話なので後でもう少し書きます。)
と、こうしてAちゃんとは中学校時代で
精神的に離れられるようになりました。
ちなみに、Aちゃんについては後日談があります。
中学校を卒業してからのなります。
共通の知り合いから、高校に入ってからの
Aちゃんの様子を知ることとなったのですが…
高校に入った後も
ターゲットを決め、仲間外しをして
楽しんでいるそう。
それを聞いた時はゾッとしましたね。
腹が立つとかっていうよりも、
底なし沼をのぞき込んでしまったような。
なにか見てはいけないものを見てしまったような感じ。
関わってはいけない人と
うまく付き合おうとはしてはいけない、と思ったのでした。
特に小学校の頃は辛かったのですが、
この時の経験のおかげで、
仲間外しをして楽しむような
サディスティックな危ない人に対して
アンテナを張ることが出来るようになりました。
「この人危ないな。」と思った
らすぐに距離を置くようにしています。
まさに反面教師ですね。
人とは出来る限り友好的な関係
を築きたいと思っています。
ですが、距離を置くべきタイプの方は別です。
ヤバいなと思ったら、罪悪感ゼロで距離を
置くことができるようになりました。
対処について – 相手のことを理解し過ぎようとしない。難易度で考える。
生きていると、どうしても関ってはいけない
危険は人と出会ってしまう時があります。
昔は、相手の心理や立場を考えすぎてしまっていました。
「なんでこういうことをするのだろう?」と。
また、私にもなにか原因があるのでは?と
原因探しをしてしまっていましたね~。遠い目。
ある程度までなら、対処するために
理解しようとするのも良いかもしれません。
ですが、これだといつまで経っても解決しません。
特に、日本人は
・調和
・みんなと仲良く
・空気を読む
・周りの人と波風立てずに上手く関係を築く
といった教育される機会が多いように思います。
これはこれで大切な教育ですので
完全に否定するつもりはありません。
ですが、繰り返しになりますが、
【相手も誠実であること。優しさを備えていること。】
が前提となります。
関わるべきでない人と出会ってしまった場合は、
冷静に以下のことを考えて欲しいのです。
理性で対処しましょう。
ただし、対処方法を考える前に
ぜひ行って欲しいことがあります。
それは…
【自分を主役にすること!】
最初にあなたの意識を整えることが大切です。
土台がしっかりしていないと、
きちんとした家を建てられませんよね。
・そもそも誠実に対応する必要はあるのか?
・もし対応しないといけない場合は難易度も考慮。
今の自分で対応できるのか?
・1対1の構造にならないようにする。
味方を探す。味方を作るように努力する。
仲間外しをしを楽しめるような人の
顔色を伺う必要はありません。
むしろ、オドオド、ビクビクしてしまうことで
意地悪や嫌がらせに巻き込まれてしまい
余計に大変なことになる可能性があります。
あなたの人生はあなたが主役!
どうしても顔を合わせないと
行けない場合はあるけれど、
それも限られた期間のこと。
一生続くことはありません。
「自分はこの人と仲良くしたいのか?
そもそもこの人は自分にとって大切な人なのか?」
この記事を興味をもって読んでくださる
あなたであれば、多分「NO」のはずです。
相手のペースに引きずられないように
繰り返しとなりますが意識を整えて下さい。
(ほんと、これ大切なんですよ。)
その上での対処となります。
離れられる場合は
物理的にも精神的にも離れるようにしてください。
ただし、特に学校や職場だと
すぐに離れられないこともあるでしょう。
それでも!
徹底的に精神的・物理的に距離を置くように
心がけて下さい。
出来そうなことからやってみてください。
・同調しない。
・意地悪を肯定しない。
・心の中でバリアーをはる。
・毅然とした態度でいるように心がける。
・オドオドと顔色を伺うような態度を取らない。
無理に仲良くしようとしない。
・自分に集中する。
・本業をがんばる(勉強、仕事、子育てと人それぞれ)。
・1対1になるのはNG。味方を探してみる。
・別の場所に居場所つくる。
学生の場合で、親に相談できる場合は
塾や習い事をさせてもらえないか相談してみましょう。
特に真面目な方、相手の気持ちや調和を大事にしてしまう人ほど
心の問題として自分だけで抱え込んでしまう傾向があると思います。
そんな人ほど、メリット・デメリット、難易度という
切り口で考えることも大切です。
まとめ
「みんな仲良く」の呪縛から自分を解き放つこと。
関わるのは危険なタイプの人と
無理に仲良くしようとしなくても良いです。
毅然とした態度を取ること、
自分の心を整えることが必要です。
一番大切なのはあなたの心を守ること。
【自分はこういう人と仲良くしたいのか?】
相手に巻き込まれないように
自分を主役にして考えて下さい。
どうか気持ちを強く持つことを意識してください。
あなたの優しさは大切な人に使ってください。
この記事を読んでいただき
ありがとうございました。
あなたの人生がより素晴らしいものと
なっていくことを心からお祈りしています。
noika