仲が良かった人と疎遠になる時の寂しさとの向き合い方

はじめに


こんにちは!noikaです。

仲が良かった人と疎遠になっていくことを
経験したことはありますか?

「仲が悪くなった」というわけではない。

環境、考え方、価値観は自然と変わっていくものです。
どんなに仲が良かった人でも、
自然と疎遠になっていくことがあるのは
ある意味自然なこと。

それは理解している!頭では分かる!
分かるんだけど…なんだか寂しい…。

私の経験談となるのですが
【疎遠になること=悪いこと。寂しいこと。】と
気がつかない内にジャッジしていたことがありました。

だからこそ、仲が良かった人に対して
距離を感じてしまった時に
悪いことをしてしまったようで
罪悪感を感じてしまったことがあります。
本当は良いも悪いもないはずですが。

同じような思いをしたことがある方を応援したく
今回の記事をお届けします。

「疎遠になることは当然!」理解できるけれど納得できない!

今まで仲が良かった人と
気づいたらかみ合わなくなってきた。
正直、会ってもあまり楽しいと
思えなくなってきてしまった。
それどころか、会って疲れるようになってしまった。

なぜ?
あんなに仲が良かったのに…。
これからもずっと仲良くしたいと思っていたのに。

環境が変化。
考え方が変わってきた。
そうなると、どんなに仲が良かったとしても
すれ違ってきてしまうことって
ある意味で自然なことなんだと思います。

そんなすれ違いを
「ステージが変わったから」
「ステージが上がったから」
「自分が成長した証拠」
と表現とされているのをよく見聞きします。

また「人間関係には賞味期限がある」
という表現も見たことがあります。

ただ、これらを頭では理解はできるんだけど、
心で納得がいかない部分がありました。
腹落ちしない感じで、こういった表現に
どこか心地よくないものがあったのですね。

表現の仕方としては
色々なものがありますが、
おそらく発信されている達が伝えたいことって

「自分も相手も変わっていく。
特に環境が変わり共通点がなくなると
疎遠になってしまうことがあるが
それは自然なこと。
どんなに仲が良かったとしても
すれ違うことがあるのはある意味当然。」

というようなことでないかと思うのです。

理解しようとするんでない!
心で感じるんだ!

そんな風に、表面的な表現な仕方に着目するのでなく
発信している方達が
「何を伝えようとしているのか?」
自分なりに受け取ろうとしました。

ですが!

やっぱり!

理解はできる!言葉としては意味わかる!

だけど…

寂しいんだよ~~~~~!!!!!

これからもずっと仲良くしていきたいと思っていたのに!
でも、どうしても合わなくなってきてしまった。
これから、ますます疎遠になっていくことを考えると
寂しいものがある!
こんな気持ちとどう向きあったら?

しばらく折り合いがつかなくて
モヤモヤした経験があります。

「良い悪いで判断していないか?」を意識する。

社会に出て、自分でお金を稼げるようになるまで
本当に苦しかった過去があります。
その時代その時代で辛い理由は異なっていたのですが、
特に二十歳前後の学生時代。
未来が真っ黒な墨で塗りつぶされているようにしか思えなくて、
生きるのが辛くて仕方がなかったのです。

周りの人から置いていかれてしまっているように感じる。
しかし、努力も行動もできない。
そもそも、何をどうしたら良いか分からない。
焦りと自分責めの悪循環に陥っていた時期でした。

特に高校生時代と大学生時代は
「人生で一番楽しい時期」のように
表現されることがありますが、
楽しいどころか暗黒時代でした。

仲が良いと思っていた、同じような立ち位置にいたと
思っていた友人たちはどんどん成長していく。
自分の道を進み始めている。

置いていかれるもなにも
どの道を選んで、どのように進んでいくかは
みんな自由なわけです。

自由であるのと同時に、みんなそれぞれ
自分の人生に責任があるので
進んでいかざるを得ないというのもあるわけです。
ですので、このように被害者のように語ること。
今では恥ずかしいなと思えるのですが、
当時は何をどうしたら良いか分からないし、
周りの人から容赦なく置いていかれてしまっているように
感じていたんです。

仲が良いと思っていた、
同じような立ち位置にいたと
思っていた友人たちはどんどん成長していく。
自分の道を進み始めている。
自分はなんてダメ人間なんだろう…。
そんな感じで絶望感と寂しさで一杯でした。

その時の経験からなのですが、


【成長していくこと=羨ましい。良いこと】
【その場で留まること=みじめで辛い。悪いこと】

と思い込んでしまった部分があるんですね。
本当はどっちも良いも悪いもないのですけれど。

そのため、無意識にではありますが、
今起こっている出来事であっても
過去の自分を重ねてしまっていたんだと思います。

だからこそ、
「疎遠になることは自然なこと」は分かる!でも納得いかない!

だって、
【距離を感じるようになった、合わなくなってきたなーと思ってしまうこと】
=【悪いこと】だから。

疎遠になっていくことに対して、
良い悪いで判断をしてしまう
色眼鏡をかけてしまっていたんですね。

繰り返しになりますが、疎遠になっていくこと自体に
良いも悪いも本当はないんです。

疎遠になることに
必要以上に寂しさを感じてしまって辛い場合は
良い・悪いかでジャッジしていないかを
自分の心に問いかけてみてください。

執着していませんか?「友達が多いことが良い」という価値観


仲が良かった時期が長いほど。
また特別な経験を共有した友人である場合のこと。

合わなくなってきたなと感じているのに関わらず、

長く付き合ってきた”大事な友人”なのに
疎遠なってしまって良いのだろうか?

もちろん、純粋に寂しいからというのもありますが、
実は執着しているから…という可能性があります。

一部ではまだまだ
【友達が多いこと=良いこと。自分の価値が上がる】
という価値観が根強く残っています。

特に若い人ほど「友達たくさん出来るかな♪」に
振り回されてしまうことが多いかもしれません。

「仲が良かった友人と疎遠になってしまうのが辛い。寂しい。」
うん、確かにこれも本当の気持ちです。

それと同時に。実は…

「自分って駄目な人間なのでないか?
人間としてなにか欠けているのからではないか?」
そのように本音ベースでは
疎遠になっていくことに不安を感じることが
あるのかもしれません。

抵抗がある方もいるかもしれませんが、
心の中でそっと思ってしまうこと自体は
仕方ないと思うんです。

ただ、
「友達が多いほうが良いこと」
「長く続いている友達がいることは良いこと」
こういった世間一般で良し!と
されている価値観にとらわれて
自然と疎遠になってしまう関係に執着してしまい続けるのは
非常にもったいないと思います。

「人からどう見られるか?」
必要以上に人の目を気にしてしまうと辛くなる一方です。

友達の数以外でも…

結婚している・していない、
結婚していたらしてたらで、子どもは1人・2人以上?
と、持っている・持っていないで
評価してきたり、マウントをとってくる人って
残念なんだけど世の中にはいます。

一番大事なのは、あなたの心の中が平和であること。

環境が変わったり、考え方が変わった結果、
今までどんなに仲が良かった友人であっても
疎遠になっていくことは自然なこと。

それに、もしご縁があれば、
また仲良くなったり、関係性が変わった上で
友情は続いていくものだと思います。
そんなわけで、もし執着してしまっていた場合は
「お互いに自由なんだよね」と
ゆったりと構えてみましょう。

白黒つけない勇気を持つ。「距離を置く」のはお互いさま


クラス替え
学校を卒業
転職
などなど。

いつからは人によって異なりますが、
多くの人にとっては社会人になるあたりでしょうか。
望む・望んでいないに関わらず
数年おきに人間関係に区切りがある環境で生きてきました。
始まりがあれば終わりもある。

終わりが用意されているのって、
ある意味スッキリ感があります。

それに対して、特に友情関係の場合は恋愛のように
「付き合う」/「別れる」のような
明確な線引きがありません。

自由。

それだからこそ悩む部分があるのですよね。
疎遠になっていくのを感じると
「これでいいのか?」とモヤモヤしてしまう。
定期的に連絡したり、会っておいたほうが
良いのでないかと。

ただ、悲しくありませんか。
「この人と会っても、正直もう面白くないなぁ。
こんな気持ちで会うのは悪いことだと思う。
でも、仲が良かったし。
時々会っておおいたほうが良いかも。」
と、内心イヤイヤなのに義務感で会われていたら。

また、不思議なのですが、
義務感で会ったり連絡をしてしまうと
相手にも自然と伝わっていってしまいます。

だからこそなのですが、あえて白黒つけない勇気を持つ!
白黒つけるのってスッキリ感があるので
気持ちいいんだけれど、
あえて「流れに任せる」ことも時には大切だと思うのです。

1人で考えてもどうしようもないことなので、
「お休みをする」と考えてみるのも良いかと思います。
相手との関係をどうするのか?でなく、
自分と向き合う、自分が楽しいと思える時間を
増やしていきましょう。


その中で、もし自然と
「あの人最近どうしているかな?ちょっと連絡してみよう。」
「この展示会に行きたいな。あの人も興味ありそうだから
ちょっと誘ってみようかしら。」
そう思えた時に誘えばよいではないですか。

無理に「関係を維持するために定期的に連絡しないと!」と
思わないで良いと思うのです。

それと、疎遠になってしまった、
疎遠になっていきそうだとしても。
仲が良かった時に
「環境が変わってもずっと仲良くしたい」って
その時の本当に思えたなら。
そんな友人に出会えたこと自体は
素晴らしいことだと思うのです。

まとめ


・環境が変わったり、成長した時に
 それまで仲が良かった人と疎遠になるのは自然なこと
・もし疎遠になることに罪悪感があるのであれば

 執着しているものはないか掘り下げて考えてみる
・恋愛のように明確な「別れ」がないので、
 スッキリせずにモヤモヤしてしまうかもしれないが
 白黒つけない勇気を持つ。
・「お休みをする」と考えるのも良いかも。
 自分に意識を向けて、楽しいと思える時間を増やす。
 そうしていく中で、自然と連絡したり会いたくなったら
 またコンタクトすれば良い。
・「環境が変わっても仲良くしたい」と
 思えた友人と出会えたことは素晴らしい。

生きていると悩むことはありますよね。
悩みつつも前を向いて
進んでいこうとしているあなたは偉い!
もちろんしんどい時は休みましょう♪

あなたの人生がますます良くなっていくことを
お祈りしています。

noika