【体験談】とても傷ついたスピリチュアルカウンセリング

はじめに

こんにちは!noikaです。

かな~り前のことなのですが、
スピリチュアルカウンセリングを受けたことがあります。

カウンセラーさんは外国人の方。
カウンセリングは外国語で行われましたので、
通訳付きだったのですが、
問題はその通訳さんの対応が
まーひどくて。
心を取り扱うセンシティブな場所で
とっても高圧的な態度を取られて
ビックリしてしまいました。

「自分の何が悪かったんだろう?」
「何か気に障ることをしてしまったのかな?」
と、当時のお得意芸だった自分攻めをしてしまい
しばらくモヤモヤしていいました。
その時の体験談を書こうと思います。
タメになる内容ではないかもしれませんが
なにかの参考になったら嬉しいです。

※注意
今回の記事ですが
「心を取り扱う場所で傷ついた」
という内容となりますす。
「スピリチュアルカウンセリングってどんなもの?」
という視点で読むとガッカリしてしまうかもしれません^^;
また、(当たり前ですが)カウンセリング自体や
特定の方を誹謗中傷する意図はないため、
ぼかした表現を入れています。
あくまで個人の体験談としてお楽しみくださいませ。

なぜスピリチュアルカウンセリングを受けようと思ったのか?


元々はスピリチュアルという分野は
あまり好きではありませんでした。
親族の影響もあるのですが、
正直「怪しい」とすら思っていたのです。
あえて触れてみようとするジャンルではなかったのですね。

ですが、たまたま図書館で
スピリチュアルへの考え方が変わる本と出会いました。
とある1冊の本。
自己啓発とか心理学のコーナーに置いてあったのです。
タイトルはぼかしますが…
キーワードは生き方、幸せといったところ。
著者の名前をAさんとしておきます。
その頃は人間関係に悩みまくり、
生きるのが苦しくて仕方なかったんです。
「え!?これはスピリチュアル系?」と
一瞬ひるんでしまったのですが、
図書館なので無料で借りられるのが良いところ。
生き辛さを解消するヒントがとにかく欲しかった。
とりあえずの精神で
借りて読んでみることにしました。

んで読んでみました。
感想を一言。

「思っていたよりも怪しくない!」

なるほどなるほど。

失礼なのですが、そこに書かれていたのは
現実の世界で実践できる地に足がついた教え。

そのころは無駄に感情を揺さぶられまくっていて
生き辛さの原因は【自分の外にある】と思っていたんです。
ただ、これだと日常生活を送るだけで、
心身ともに非常に疲れるのです。

Aさんが本で述べられているように
日々起こる出来事に対して
無駄に感情を入れずに
ニュートラルに物事をとらえられるようになれたら
どんなに楽になれるんだろう。
これを日常でも取り入れていけたら良いだろうな~と。
とにかくメンタルを強くしたかったのです。

【スピリチュアル≠霊感商法。怪しい】
という誤解が解けた私。
他に出版されていた本も
読むようになりました。
スピリチュアルといっても
いろいろな世界があるのだな~と。
スピリチュアル自体が悪いのでなく
発信やビジネスの仕方に問題があると大変なことになるだけ。
良いイメージを持つようになっていきました。

そしたらですよ。
やっぱり知りたくなるではありませんか。Aさんのこと。
そしたら、本の出版以外にも
ワークショップ、講演会、セッションと
活発に活動されているではありませんか!

ほうほうほう。
直接お話を聞ける機会があるのであれば
聞いてみたい!
講演会は直近の日程に含まれていなかったのですが、
どうやら”個人セッション”というものは
ほぼ毎月行っているとのこと。

個人セッション?
すぐにジャズの即興演奏のようなものを
思い浮かべたのですが、
どうもそうではない様子。
どうやらカウンセリングのように
質問をしたり相談をするもののようです。

そもそもの話となりますが
カウンセリング自体に行ったことがなかった私。
それに加えてスピリチュアルなカウンセリングとは…。
う~む、これはハードルが高い!

ですが、ネットで口コミ検索をした限り
1件を除いて非常に良いものばかり。
(その1件ですが『通訳の方の作り出す雰囲気が不愉快。』
というものでした。後で思い知ることになります。)

とりあえずスピリチュアルグッズを無理やり買わされたり、
続けて通うことを強制したりといったことはないそう。
霊感商法ではないことは確信できたんですね。

そこは安心。

あとは私の勇気次第。

…と値段。

通訳付きであったため、けっこうな値段だったのです。
ただ、こういうのって悩んでいるうちに
サービスがいつの間にか終了したりすることがある。

あとは私の覚悟次第なのです。

直接質問ができるし、
本の著者さんと画面越しですがお会いできる!
というワクワクと好奇心のほうが勝ちました。

たぶん一生に一度の機会となるだろうし、
このセッションで人生が変わるかもしれないかも。
と思ったら、その価値はあるのでないかなと。

ええ~い!
清水の舞台から飛び降りる勢いでジャンプ!

思い切って申し込みました。
代金を事前に振り込む形だったのですぐに送金。
事前の準備は完璧です。

楽しみだったセッション。ただし、当日は地獄


いよいよ当日となりました。
開始時間が早かったので寝坊しないように
前日は早めに寝て、万全の準備をして
某マンションの一室へとむかいました。

セッションは録音可能とのことだったので
ICレコーダーも持参。

某マンションの一室を訪れチャイムを鳴らしました。
元々、初対面の方に会う時に緊張する私です。
通訳の方が迎えて下さったので部屋に入りました。

これ以降ですが
【カウンセラー→Aさん】
【通訳される方→通訳さん】
とします。
※この通訳さんですが、Aさんの活動全般の
 コーディネートのようなお仕事もされていました。
 「コーディネート兼通訳」という立ち位置の方です。

Aさんは海外在住の方。
ビデオ会議システムを使い、
Aさんとセッションを行います。

通訳さんがテキパキと準備を始めました。
ここで想定外のことが起きました。
まー、この通訳さんの態度に面食らってしまいまして
既に不安になってしまうことになるのです。

本当にいきなりでした。

いきなりステーキならぬいきなり牽制されたのです。
「たまに勘違いされている方がいるんだけど、
 カウンセラーさんは本当のことしか言わないんで。」

高圧的な口調で、
いきなり突き放すようにそう宣言されたのです。

静まりかえった部屋の中。
冷え切った雰囲気。

とまどってしまいました。

以下、私の心の声となります。
「この方は通訳なんだよね?
セッションが始まって、
Aさんの言うことに対して
何度も反抗的な態度を取ったとか
こちらが問題を起こしたならともかく。
なんでこういう心を取り扱うような場所で
通訳の方に高圧的な口調で言われないといけないの?」

この時点でかなり怖くなりましたが、
「カウンセリングとか、占いのような場所って
自分の言って欲しい答えを言われないと
怒りだすお客さんがいるって聞いたことがある。
今までに困ってしまう客さんがいたので、
念のためにけん制しようとしているのかな?」
と出来るだけ良いほうに解釈しようとしました。


今だったら、すっとぼけた感じで
「あーそういうお客さんっているんですか?」
と意図を確認できたかもしれませんが
当時は無理でした。

正直、この時点で
「来るんじゃなかったかも」
「口コミと全然違う雰囲気なんだけど。
暖かい雰囲気で出迎えてくれたってあったけれど、
暖かいどころか冷え切っているんですが」
「もしかして私に問題あるのか?」
とグルグルと考えてしまいしたが、
お金は払ってしまったし仕方ない。

とまどった気持ちの状態のまま
セッションが始まりました。
肝心のAさんは、本から受けていたイメージ通り。
落ち着いた雰囲気の方です。
(詳しく書くと分かる人には分かってしまうので
 ここら辺はぼかさせてください。)
Aさんには安心したものの
通訳さんの態度が最後の最後までひどかった!に
不安と不快MAX!
残念な気持ちを抱いたままで
セッションが終わることになりました。

セッションの流れですが
①最初の20分ぐらいでAさんよりメッセージが伝えられる
②残り時間で私からの質問に応じる
とのことでした。

録音用のICレコーダーを電源オンにして
セッションスタートです。
まー、本当に苦痛な時間でした!
楽しい時間ってあっという間に過ぎるけれど、
その逆はお察しください。
また、内容はあまり覚えていないのですが、
Aさんが話す内容自体に抵抗はなかったです。
・頭の中で考えすぎる傾向があるので感情を大切にすること
・縁のある土地の話
などなど。

ただ、やっぱり通訳さんの態度が不快で。
この時はマジで恐怖を感じました。
口調・態度ともにとにかく高圧的だったんですよ。
仮に、単にぶっきらぼうなキャラだけだったしても、
あれだけ良い口コミばかりなのは不思議。
色々と考えてしまいましたね。
みなさん、通訳さんの態度は気にせずに
Aさんの言葉を素直に受け取れるのか?
だとしたら、すごすぎる。
それとも、私に何か問題があるのか?
それだったとしたら悲しい。

①のメッセージが終わったので、
②の質問タイムとなりました。
この時も通訳さんからけん制が入ったのですね。
「質問ある?(Aさんが)最初の20分で全部言ってるけど。」
こんな風に言われて質問できる人っているのでしょうか?

今だったらですが
「特にないので帰ります。ありがとうございました!」
と言って、スタコラサッサーと帰ってしまうと思います。

ですが、この頃は私はまだうら若き(?)乙女だったのです。
帰るという発想がなかった。

「うわ~。まだまだ時間が残っている!
どんな質問しても通訳さんに突き放されそうだし。
何を質問したら良いのだろう。」
と途方にくれてしまいました。

困ってしまってワンワンワワンワンワンワワン。

仔猫ちゃんでないので
実際に泣き出しこそしませんでしたが、
心の中は雨模様。
泣きたい気分になりました。

質問は用意していたのですが
この時は質問をする気が完全に失せてしまった。
過去のトラウマ、将来のことや、今後やってみたいことなど。
普段は人に言えない奥底にあるものを質問してみたかった。
ただ、とにかくこの通訳さんに
強い口調で言われると深く傷つくリスクがある。
それは避けたい。

そこで、無難そうな質問をして
時間が過ぎるのを待つことにしました。
仕事や家族や人間関係のことなど。
できるだけ、通訳さんに怒られなそうな
一般的なものをその場でひねり出し質問する私。

案の定、まーこの通訳さんが個人的な意見を言う言う。
とにかく口をはさみまくるのです。
「それ、最初の20分のメッセージで答えてる。」
「あなた、頭で考えすぎなんだよね。
Aさんにもさっき言われたでしょ」
とかなんとか。

あと、頼んでいないのに
きつい口調でファッションについての
アドバイスもされましたね笑

私は通訳さんと話をしたいのでなく、
Aさんのセッションを受けているのです。
通訳さんは関所の役人か何かなのでしょうか。

これは個人的な意見となりますが、
基本的に通訳って黒子さんのように
そっと支える役割を果たすものだと思っていたので、
余計に不愉快で仕方なかった。

高圧的な態度を取ったり、
ましてや「個人の意見」を
信頼関係が結べていない段階で
頼んでいないのに口を挟むように
言うのってどうなのかと。

しかもここはカウンセリングのように
弱いところ、心の深いところもさらけ出すかもしれない
センシティブな場所なのです。
今だったらお金がもったいないとか
そういうことは抜きにして
帰るのですが、当時はできなかった。

また、通訳をしながら
携帯電話をチェックしたり、パソコンでなにか作業
をしていたのですが、それも不快でしたね。
まるで…
”あなたなんかの通訳なんて片手間で良い”
と言われているようで。
(もしかしたら、セッションの内容を記憶していたのかもしれませんが。)

早く終わって欲しい!
その一心で、チラチラと自分の腕時計を
バレないように見てしまったのですが、
これも怒られる原因となりました。
「今に集中していない。そういうところがダメなんだよ。」

うお~~~~~~~!!!!!!
冷や汗タラタラでござる!!!
は~~~~~~!!!

そんなこんなで
や~~~~~~っと終わりました。

長かった!

残念な気持ちで帰りましたね。
(あ、帰る前に高額な海外ツアーに参加するのを
勧められました。いろんな意味で怖すぎる。)

ここからは家に帰ってからの話となります。

ICレコーダーに記録されているはずの
録音データを確認したのですが、
不思議なことに録音されていなかったのです。
私が録音ボタンを押し忘れただけの可能性が高いのですが、
記憶する限りでは、セッション開始時に開始ボタン、
終了時に停止ボタンを押したはずなんですよね。
ICレコーダーを使う機会は数十回を超えていますが、
録音に失敗したのは、後にも先にもこの時だけだったのです。
これも何か意味があったのかもなーと今では思います。
あの時の不愉快さ蘇るかもしれないので
へんに残ってなくて良かったかも。

そしてそして。

メールがピロリンと入りました。

「本日はセッションを受けてくださり、ありがとうございました。
よければ感想を送ってください。」
わ~お。通訳さんからのメールです。
もちろん原文の通りではないのですが、
挨拶も宛名もなしの要件のみのシンプルな内容。
ちょっと、いやかなりドン引きです。
当時はまだSNSは一般的なものではありませんでした。
電子的なやり取りって言えばメールだったのですね。
要件のみを送り合うのこと。今では普通かもしれません。
ですが、当時はパソコンのメールで
こういう「サービス提供者ー依頼者」間で、
しかも1回会っただけの緊張感のある間柄で
要件のみのメールを送ってくるのって
なんだか失礼だな~と思ってしまいました。

”よければ感想を送ってください。”
はい、よろしくないです。
お金を頂いたとしても感想なんて書けません。

口コミって大切だと思うので、
特にお願いされた場合は
感想を送るようにしています。
お役に立てるならありがたい。
こっちも嬉しくなりますもの。

この時は「とんでもない。二度と関わりたくない!」
嫌悪感で一杯だったので
罪悪感ゼロで削除です。

最後の最後まで不満が残りましたね。

これ以降はAさんの本を読むのを一切やめました。
本や多くの口コミで描かれている
Aさんと通訳さんは
とても暖かい雰囲気をもった素敵な人達。
ですが、私にとってはそれらは幻だったのです。
また、過去に不祥事を起こしたタレントさんと
コラボしている本もあったのですが、
そこでは、Aさんも通訳さんも
優しさとユーモアにあふれた人たちのように見えるのです。
「誰でも間違いは犯すし、大事なのはそこから何を学ぶか?」みたいな。
うわ~、こういう公に出る人には
暖かい対応をして優しくするのね、と。

悪い意味での衝撃がおさまらず、
感想やブログを改めて読んでみました。
私が目にしていた良い感想や口コミって
なんだったのだろうと思って。

確かに、ほとんどは賞賛するものばかりでした。

ですが、2点ほど気になる点がありました。
①公式サイトでの感想
当時は、かなりの数の
セッションを受けた感想が載せられていました。
さすがに全部は読めなかったのですが、
いくつか目を通したところ違和感。
気のせいだったら良いのですが、
文体がどれも同じ気がしたのですね。
翻訳をかけたような個性的な文章。
まさか自●自演でないよね、と気になりました。

②匿名での口コミ
匿名でのサイトで、
通訳さんさけでなくAさんにも
ひどい態度を取られたという
感想を発見しました。
雑誌や本での良いイメージと大違いで
悲しい思いをされたとのこと。
また、別の口コミで同じように
通訳さんの態度がひどかったというものがありました。
読んでて胸が痛くなりました。
同じように悲しい思いをされた方がいるとは。
本やメディアでの暖かい雰囲気に惹かれて
セッションに行く人が、
悲しい思いをしないことを願うばかりです。

転んでもただでは起きぬ


嫌な出来事が起こった時は、
無理のない程度にではありますが
「そこから何か学べるか?」を考えることがあります。

目に見えない存在、
いわゆる奇跡の体験談とかは今でも大好きです。
(「奇跡体験!アンビ〇バボー」とか好きでした!)
科学的に証明できない不思議な力はあると思います。

ただし、このセッションのおかげで
スピリチュアルを扱ったビジネスとの距離感は
大切にしようと思ったんですね。

もしも、この体験をしていなかったら…
人生を踏み外すレベルで
スピリチュアルに過度に依存していた可能性もゼロではない。

将来、何らかの形でカウンセリングや
相談業に関わる可能税もゼロではないわけです。
私に相談をしてくれた方には
同じ思いを絶対にして欲しくないです。
相性はどうしてもあるけれど、それは別として
やってはいけない態度や言葉遣いってあると思います。
まさに反面教師。
良い体験をできたと思っています。

あとですが、この体験談ですが
別の切り口で見ると
「嫌な人と出会ってしまった。」
で終わらせて良い話だと思うのです。
カウンセリングって私にとっては非日常的なものだし、
しかも今回は高額だったので、
必要以上に自分を責めてしまったように思います。当時は。
同じように心を扱う場所で嫌な想いをされた方が
いらっしゃったらなのですが、
どうか自分を責めないでくださいね。
単に嫌な人に出会ってしまっただけだから。
美味しいものを食べたり、
さっと寝てしまって心を回復させましょう!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

noika