【その8.組織診の結果を聞きに行く】①葉状腫瘍のリスクがあるので摘出手術をすることになった/②全身麻酔か部分麻酔で悩む/③今後の予定について/④付き添いをお願いして良かった

組織診断の結果を聞きに行った

組織診が終わってから約2週間後、結果を聞きに病院に行ってきました。
最初の健康診断で要精密検査になった時は、
何が分からないのかが分からない状態であったため、
気分がどん底まで落ちてしまったのですが、
この時は、少し落ち着いた状態で病院に行くことができました。

クリニックで行った細胞診では【良性】と出ていましたし、
今回の組織診も、良性ではあるものの葉状腫瘍でないかの
診断のために行ったため、そういう意味ではちょっと気分が楽だったのかも。

とはいっても、万が一悪性のものが検出された場合、
また付き添い同行で病院に行かないといけないため、
考え直して兄弟に付き添いをお願いすることになりました。

「風邪を引いて内科」とかなら気楽なんだけどなぁ。

前回、「先生に一人で結果を聞きに来る」と伝えてあったため、
急遽兄弟に付き添いに来てもらったことを説明。
「特に問題ないですよ」ってことで、早速診察が始まりました。

問題ないはずですが、結果を聞くまでは緊張しますね…。

自覚していた大きなシコリの説明から。

「良性でした」とのことでホッとした…

…………!!

と思ったのですが!

「実はもう一つ小さなしこりがあって…。」
と急に説明が始まりギョっとする私。

図を書きながら説明して下さったのですが、
大きなしこりの近くに小さなしこりがあったとのこと。

乳頭腫という種類のしこり。
大きいほうのしこりと小さいしこりが
雪だるまのようになっているらしいです…。

動揺してはいけないと必死に冷静になろうとしたのですが、
「まさか!」とドキドキしてきてしまいました。

「大丈夫だと思っていたのに、ここにきてどんでん返しってあり?」

まさか告知がくるのか、と血の気が引くような感じ。
先生が淡々と説明されるのですが、
「これって悪い結果が出たからかな?」と考え始める。

「こっちも良性でした」

「(りょ、良性!?良性で良いんだよね?)」
心の中で突っ込む私です。

出かけた魂が身体に戻っていくような感じがしました。
単に説明が丁寧なだけでした。

話をまとめると…

組織診断の結果ですが、しこり2つとも【良性】でした。
① ”繊維腺腫”(←組織診の結果では)
② 乳頭腫

①のしこりのことしか頭になかったため、
②の説明が始まった時は、良くない意味でドキドキしてしまいました…。
先生の説明の仕方が丁寧なだけだったのですが、
良くないことの説明が始まるのかと、一瞬フリーズしてしまいました。
兄弟には事前に説明はしていたのですが、
私と同じ認識だったようで、診察が終わった後に聞いたら、
「(まさか…)」と、私と同じように緊張してしまったらしいです。

結果は良性!ホッとしたけれど葉状腫瘍の可能性あり!


ただし、葉状腫瘍の可能性が捨てきれないことから、
・経過観察をするか
・まとめて切除するか
どちらかを選択することになりました。

先生からは急ぎではないので「様子を見ても大丈夫ですよー」と
言われたのですが…

迷わず「手術をして切除」を選択した

もともと手術して頂けないかと、病院に来る前から先生に相談しようと
思っていたのです。

そのため、即決で手術して切除することを選択しました。


病院に来る前から、もし先生から「経過観察をしましょう」と提案された
場合は、手術して取ってもらえないかを相談できたらと思っていたのです。

手術することを即断した理由ー経過観察は精神的に耐えられそうになかったから

あくまで私の場合ですが…
これ以上、不安を抱えながら様子を見ることは
精神的に耐えられそうになかった。

葉状腫瘍の場合は、しこりが大きくなっていくため
「大きくなっていないかな~」と、
不安を抱えながら日常生活を送るのはしんどい。
また、経過観察のために、病院に何度も通院をするのは
避けたかったというのもあります。

これは個人的に感じたことなのですが、
先生からの説明だと「切除したほうが良いように思うけれど、
もし手術が不安だったらしばらく様子見でもいいですよ」という
雰囲気だったので…

手術の提案をされた際は、まさに渡りに船!
手術をすること自体に迷いはありませんでした。

というわけで手術は即決。
しかしながら、麻酔については少し悩むことになります。

部分麻酔か全身麻酔を選択することになって迷う……


しこりだけを摘出する手術となるため、
手術時間は30分から1時間ぐらいになるとの説明を受けました。
「それぐらいだと、やっぱり部分麻酔になるんだろうな。
組織診断でも緊張したのに怖いなぁ…。」と思ったところに、
先生から麻酔についての説明を受けたのですが……

「今回は全身麻酔でも部分麻酔でも、どちらでもいけますよ。
どうしますか?」
と先生からまさかの質問。

正直戸惑いました。

「天丼セットに付けるのどうする?そば?うどん?」
みたいな気軽な感じだったので。

一瞬のうちに
・意識がある状態で30分~1時間も手術受けるの怖い
・え!?全身麻酔でも良いの?
・全身麻酔だと寝ている間に終わるから良いよね
・で、でも、全身麻酔での手術ってそんなに気軽に受けられるの?
 命がけのイメージがあるんだけど。

いろんな思いがビューっと風のように
頭の中を駆け巡っていきます。

部分麻酔一択なら、それで頑張るしかないけど、
全身麻酔でもOKであるならば、そっちのほうが良いかも。
選択肢を与えられると迷っちゃうものですね。

意識がある上での手術は怖く感じられ、
全身麻酔のほうに心が傾いたものの…

偏見かもしれませんが、やっぱり全身麻酔は不安で。
「全身麻酔のほうが(身体的に)リスクがあるのでないか?」
先生に質問しました。

部分麻酔と比べての特別なリスクはないそう。
・術前に検査をする
・手術中は麻酔の先生が状態をチェックしている
・問題なければ高齢の方でも全身麻酔で手術を受けている

あえてデメリットを言うとすれば、入院期間が長くなるだけとのこと。

「(そうか!う~ん、数日入院することになるのか~)」

有給を取得しないといけないので、
どちらにしろ会社に説明しないといけないのですが、
休む日数が多くなると説明が大変だなぁ。

先生に特別なリスクはないと説明されても、
まだ全身麻酔は大げさな気がする私。

全身麻酔にするべきか?
怖さと戦う覚悟を決めて部分麻酔でいくか?

どちらにすべきかまだ迷う。天秤の上でグラグラグラグラ。

部分麻酔にした時の心配な点。
それは…
部分麻酔をしても痛むことがあるのでないか、ということ。
歯医者での麻酔を使った歯の治療中に、段々と痛くなってきて
麻酔を追加してもらうことがあるけれど、それと比べてどれだけ痛いのか?
緊張するのは仕方ないけれど、もし急な痛みが襲ってくるなら、
そいつと戦うのが怖すぎる!のです。

というわけで先生に質問しました。
「手術中に痛みを感じることはありますか?」

先生曰く
「筋肉に近いところは痛むことがあるかも。
頑張ってもらう必要がある。」
とのこと…。

え~~~~~~~~~~!!

その時、全身麻酔を選択

「(無理だ!頑張れない!)」

その時、天秤が全身麻酔側にガッコーンと思いっきり傾いた。

付き添いの兄弟からの後押しもあり、全身麻酔を選択しました。

後からふり返ると、これは大正解な選択でした。
なんとなくなのですが今回の一連の件って、
『いったん立ち止まって、自分を見つめ直したほうが良いよ』
という身体からのメッセージであるような気がしたんですね。
別の記事でもう少し詳しく書きますが、
思いがけず休みをいただくことになって、ゆっくりと考えることが出来ました。

話が脱線したので戻ります。

何気ない一言で気持ちがラクになった


手術を受けることが決まり、
今後のことについて先生より説明を受けました。
この時、先生が何気なく言った一言で嬉しくて、
安心して入院と手術を受けられることになりました。

今後のことについて説明を受ける中で兄弟が質問。
「このシコリっていつ出来たのでしょう?」

そうそう。私も気になっていた。

超音波検査を受けたのは初めてだったので、
しこりが出来た時期は分からないそう。

自分でも全く気がつかなかったので、
今回の健診で見つかった時はショックで…と話したところ、

先生から、こんな返事が。
「これは自分で気づくのは難しかったと思いますよ。」

先生からすると何気ない一言だったかと思います。
ですが、そんな一言に救われることってありますよね。


しこりがあることを自覚した時、
何が悪かったんだろう、と原因探しをしてしまいました。

仕事のストレス?

仕事のストレスを解消するために、甘いものをドカ食いしていたから?

そもそも主食を含めて、健康に気をつけた
食生活を送っているとは言えないし。

自分の悩みやすい性格のせい?

なんでこんな大きくなるまで、気がつかなったのかな?

という風に。

そんなわけで、何気ない一言でしたが、
原因探しをしても仕方ないよね、とホッとしたのを覚えています。

今後の予定について(入院前に検査)

先生と今後の予定を確認して診察が終了しました。

・手術前の検査(半日)
・入院(3泊4日の予定)
入院前に検査をするのか~。

この後に、看護師さんからの説明。

①入院についての注意点/②高額療養費の制度

診察後に、看護師さんから
①入院についての一般的な注意点
②高額療養費の制度
について、説明していただいて
本日の予定はすべて終了となりました。

①ですが、そもそも入院期間が短いので、
入院生活については、それほど心配していませんでした。

②高額療養費の制度ですが
・事前に申請しておく方法
・後から還付申請する方法
の2種類があります。

※高額療養費について
医療費の自己負担額が高額になった際に、超えた分を払い戻せる制度のことです。所得によるのですが、大体9万円を超えると超えた分について還付できます。

今回は限度額を超えるかどうか微妙であったので、
もし超えた場合に還付申請することにしました。
こういう仕組みって、普段あまり知る機会がないので
説明していただいて助かりました。

やっぱり気になる全身麻酔。手術中に起きることなんてないよね?


やっぱり全身麻酔について不安がぬぐい切れず…。←しつこい
事故については0%にすることは出来ないですし、
ある程度のリスクがあることは部分麻酔でも同じなので、
そこについての心配はなくなったのですね。

ですが!

たま~に『手術中に意識が戻った』なんて、嘘か本当か
分からないような話を聞いたことがあったので、
ばかばかしいと思いつつ、手術中に意識が戻ることはないかを
聞いてしまいました。

麻酔の先生がモニタリングしてくださるので、
何か異常が起これば気づいてくれることを
丁寧に説明していただきました。
当たり前のことでありますが、この時に質問をしなかったら
家に帰ってからモヤモヤしてしまいそうなので、
質問しておいて良かったです。
(看護師さんも丁寧にご説明いただき、ありがとうございました。)

というわけで、安心して手術を受けられそうです。
これで本日の予定はすべて終了!

お家に帰ろ~!

の前に、付き添いについて補足説明です。

検査結果を聞きくために付き添ってもらって良かった


はじめは、結果を一人で聞きに来るつもりでした。
先生からも1人でも大丈夫ですよと言われていたし、
この程度で付き添ってもらうのは申し訳ないと思っていたんですね。

ですが…


検査結果によっては…
・付き添い同行でまた行かないとならない
・頭が真っ白になって話が入ってこない可能性がある
と思い、急遽兄弟に付き添ってもらうことにしました。

また有休を取ったり、家族に説明して日程を調整するのが面倒。

結果によっては冷静でいられるか心配になってきたのです。
パニックになってしまい、先生の話が全く入らない恐れがある。

兄弟がちょうど休みを取れたこともあり、付き添いをお願いしたのですが、
今回は付き添ってもらって良かったです。
落ち着いて、先生の話を聞けたように思います。
また、全身麻酔を選択したことも、兄弟が後押し
してくれてたことが大きかったです。
(移動も含めて、貴重な休日の半分がつぶれてしまうので
申し訳なかったのですが、兄弟ありがとう!)



お疲れ様~!後は頑張るだけ

トントントンとここまでは順調にこれた感じ。
気持ちも大分落ち着いてきたけれど、
やっぱり初めての全身麻酔での手術は緊張しますね。

ここまできたら、後はやるしかない!
次は手術前の各種検査を受けるために病院に行くことになります。

~続きます~

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noika