望んでいない営業職をする自分を惨めに思っていた
好きでない仕事をしている自分が、
すごく惨めだと思っていたころがありました。
新卒の時に入った会社で、間接部門を希望したのに関わらず、
配属されたのはなぜか営業…。
あくまで私の入った会社ですが、
法人営業だったこともあって、無茶な新規飛び込み、
営業ノルマをこなさないといけない、ということはなかったのですね。
しかし、社内・社外ともに営業が調整をしないといけないことが多く、
自分には大変な仕事でした。
また、あくまで私の目線ですが、社内での営業の立場が低く
社内の間接部門とのやりとりも、もどかしく思うことが多く
余計にしんどく感じたものでした。
「こっちはルーチン外の調整ばかりやらされているのに、
管理・間接部門はルーチンに沿って仕事をやれていいなぁ…。
年功序列で同じようなお給料でやっているのに、
この差はなんなんだろう!」と。
「望んで営業になったんでな~い!」
何度心の中で叫んだことか。
それでも、毎日仕事に行くこと、
イヤな仕事でもお金をいただけること、
それ自体はすごいことだな、と思うようになりました。
精神的な疲れがたまるとなかなか難しいかもしれませんが、
それでも、自分だけは頑張っている自分を認めましょう。
そして、周りと比較をするのは自分を追い詰めるだけなので…
大切なのは周りと比較しないこと
高校を卒業するまでは、同じような価値観を持った友達と
同じような生活を送るので、人と比べて苦しくなることって
私の場合ですが、あまり多くなかったように思います。
お金持ちの子のリッチな話を聞くと、
「お金持ちはすごいな!!」って思うぐらいで。
大学に入ったころから、友達たちもそれぞれの道を歩み始め、
人と比べることが多くなり苦しくなってきた記憶があります。
「人と比べるのは良くない」
頭で理解できるけれど、どうしても自分と人とを比べて、
なんて自分はダメなんだろう…
そう思うことが増えてきました。
なかでも一番まぶしく思えたのが、
”好きなことを仕事にできた子”
”好きなことをするために準備ができる子”
”やりたいことが探すことを親に応援してもらえる子”
安定重視でサラリーマン以外の
選択肢が許されたかった自分からすると、
応援したいのと同時に、うらやましくて仕方がありません。
どうしても嫉妬してしまう気持ちがおさえられれず、
そんな自分がみじめになったものでした。
お恥ずかしいのですが、当時は友人達と
距離を置いてしまいました^^;
社会人になってからも、その気持ちは残ったままで。
なんでこんな仕事をしているんだろう?
いつまで、こんな人生が続くのかな?
でも、才能も特技もない自分では、
どうしようもない…
ウツウツと過ごしてきたのですが、
数年経って、考え方も変わってきました。
はじめからやりたいことがハッキリしていて、
それを実現できるなら、それはもちろん素晴らしいことだと思います。
ですが、遠回りに見えるけれど、
少しずつやりたいことを探すこともアリなのかもしれません。
そして、それにはお金が必要。
ですので、不本意な仕事であっても、
まずはお金を頂けることは凄いことなのです。
自分がんばっているな~と、認めてあげて欲しいです。
今進んでいる道が違うと思ったら、自分の意志で変えられるよ!
生きているだけでもお金が必要ですが、
やはり日々の生活費だけでなく、生活の潤いのためにも
趣味や好きな殊に使うためのお金も必要ですよね。
サラリーマンをしていると、お給料が入ってくるのが
当たり前になってしまいませんか。私はなっていました。(笑)
そんなことに気付いたのは、ようやく重い腰を上げて
転職活動をしたときのことでした。
「あーイヤだ!こんな仕事早く辞めたい辞めたい!」って
思っていたけど、いざ辞めようとなると…
毎月、通帳に刻まれる「給与」という名の数字の羅列。
「次の収入源を見つけないと、これがなくなるんだ。
お金が入ってこないんだな…。
定収入があることって、ありがたいことだったんだ…。」
…と、毎月お給料をもらうことが、空気を吸うのと
同じようになっていたことに気付きました。
人生数十年ってことを考えると、
”今”イヤな仕事をしていても大丈夫。
”今”いるところが違うなと思っていても、
時間がかかるかもしれないけれど、
次の行きたい場所に向っていけばいいのかなぁと。
そんな風に思えるようになってきたのにつれて、
ひがみっぽい自分も、少しずつですが、
穏やかに、前向きになってきたように思います。
『人それぞれ違っていて当たり前』なんて、
どこか遠くのきれいごとのように感じてたけど、
「遠回りしているけど、自分なりに頑張ってきたのかな!」
と、人と比べるのでなく、自分比で考えられるように
なってきたように思います。
人と比べると辛くなるだけでだったので、
目指すは過去と比べての『最高の自分』とすると、
少し楽になるように思います。
自分の場合ですが、最初は望んでいなかった職業についたものの、
まずはお給料を頂けることに感謝して、
そこから好きなことを見つけていくので
良かったんでないかなと、そんな風に思うようになってきました。
人と比べると苦しくなってきてしまいます。
あくまでも自分比で、少しずつ少しずつ前に進んでいけたらいいな!
よ~し!夕日に向かってダッシュだ!!
完!
noika